キャリア、仕事への想い、そして未来の展望「信頼は足で稼ぐ。お客様の声に、真摯に応えたい。」──常州鴎琵凱搬運機械有限公司上海分公司

インタビュー/「信頼は足で稼ぐ。お客様の声に、真摯に応えたい。」


—まずは、自己紹介をお願いします。
こんにちは。黄娟(ファン・ジュアン)と申します。2011年に常州OPK上海支店に入社し、以来13年間、ずっと物流搬送設備の営業に携わってきました。今は、江蘇省・浙江省・上海市の“長江デルタ地域”と、北京・天津・河北省といった“京津冀地域”を中心に担当しています。
皆さんから親しみを込めて「小黄(ショーファン)」と呼ばれています。営業という立場上、多くの方と接するので、こうやって呼んでもらえるのはとても嬉しいですね。

—これまでのキャリアについて教えてください。

常州OPK上海支店に入社する前はツアーガイドをしていました。全国各地を案内して、たくさんのお客様と関わってきました。その経験が、今の営業活動にも活かされていると感じています。たとえば、お客様のニーズを瞬時に読み取る力、トラブルへの柔軟な対応力、そして人との会話を大切にする姿勢などですね。

—営業の中で、どんなことを大切にされていますか?
何よりも「信頼関係」です。製品を売ることよりも、お客様が「この人に相談すれば安心」と思ってくださるような関係づくりを第一に考えています。そのためにも、私は現場に足を運ぶことをとても重要視しています。お客様の工場やオフィスに出向いて、直接ニーズや課題を聞き取り、解決策を一緒に考える。そうやって積み重ねていく信頼が、最終的にご契約につながっていくのだと思います。

—これまでの営業活動の中で印象に残っているエピソードはありますか?
忘れられない経験が一つあります。あるお客様に対して、準備不足のまま提案してしまい、信頼を失ってしまったことがありました。落ち込みましたが、自分を見つめ直すきっかけになりました。上司や先輩にも相談し、製品知識やプレゼン能力を徹底的に鍛え直しました。
数ヶ月後、再度同じお客様に提案する機会をいただき、今回はカスタマイズした提案と、誠実な姿勢で再アプローチしました。その結果、無事に契約につながったんです。あの時の感動は今でも忘れません。失敗から学び、成長する大切さを教えてくれた経験でした。

OPKには、メンバーそれぞれがアイデアを持ち寄り、お客様への提案の質を高めようと努力し、困ったことがあれば助け合える文化があります。

—営業としての「やりがい」は、どんな時に感じますか?
やっぱり、お客様から「ありがとう」「頼んでよかった」と言っていただけた時ですね。それが何よりのモチベーションになります。そして、大きなプロジェクトが成功して、仲間と喜びを分かち合える瞬間も、とても嬉しいです。

—普段のチームの雰囲気についても教えてください。
とても明るく、前向きな雰囲気です。みんなが営業成績に対して熱意を持っていて、日々のミーティングでも活発な議論が交わされています。それぞれがアイデアを持ち寄り、お客様への提案の質を高めようと努力しています。困ったことがあれば助け合える文化もありますし、本当に“戦う仲間”であり“学び合える仲間”でもあると感じます。

—プライベートではどのように過ごしていますか?
私は旅行が大好きなんです!見知らぬ街を歩いて、地元の人たちの暮らしに触れたり、歴史ある場所を訪ねたりするのがとても好きです。ツアーガイドの経験もあって、旅先では自然と行程を組み立てたり、スムーズに回れる工夫をしてしまいます(笑)。

—ちなみに、車は何に乗っていますか?
テスラのModel Yに乗っています。静かで乗り心地がよく、運転も楽しいです。環境にも配慮できるところが気に入っています。

—好きな食べ物や本はありますか?
海鮮が大好きです!特に、蟹やエビは幸せの味ですね(笑)。あと、読書も好きで、散文をよく読みます。何気ない日常や旅の出来事、人生観を丁寧に綴った文章に、癒されるんです。

—尊敬する人物は?
手を真っ黒にしながら、汗を流して働く方々の姿には、心からの敬意を抱いています。どんな仕事も価値があり、その一つひとつが社会を支えていると信じています。

—母国・中国でのおすすめスポットは?
上海に来たら、ぜひ「上海センタータワー」「新天地」「東方明珠タワー」など現代的なランドマークを訪れてほしいです。一方で、「外灘(ワイタン)」や「豫園」「朱家角古鎮」といった歴史ある街並みもおすすめです。モダンと伝統が調和した、魅力的な都市です。

—日本にはどんな印象をお持ちですか?
とても良い印象を持っています。お寿司や刺身、ラーメンなど、日本食が本当に好きです。そして、日本の職人精神にはいつも感動します。一つのことを長年追求し、丁寧に仕上げていく姿勢は、私自身の営業スタイルにも影響を与えています。

—OPKという会社への想い、今後の目標についても教えてください。
OPKは、私にとって“家族”のような存在です。ここで得た経験、人との出会いはすべて私の宝物です。これからもチームとともに、もっと多くのチャレンジに挑み、成長し続けたいです。そして、OPKの匠の精神とイノベーションで世界市場をリードしていく姿を、現場から支えていきたいと思っています。

—最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。
日々の生活の中には、小さな幸せが散りばめられています。忙しい日々の中でも、自分らしく、前向きに生きることを忘れずに。皆さんが、それぞれの輝く瞬間に出会えますように。


取材日:2025年4月
インタビュー協力:
常州鴎琵凱搬運機械有限公司 上海分公司/常州OPK 上海支社
Sales Department Chief/営業主任
黄娟(ファン・ジュアン)/HUANG JUAN

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